バンコクの深夜のトンネル前で衝突事故。猛スピードのベンツがバイクに激突し、女性死亡。

11月24日午前0時30分、バンコクのタープラトンネル出口付近で自動車とバイクの衝突事故が発生したとの通報を受け、警察や救助隊が現場へ急行した。

現場は4車線道路で、被害者の女性ユピンさん(56)が路上に倒れ、意識を失っていた。
頭部には裂傷があり、顔面にも深い傷を負い、額が大きく割れ、右眉も裂け、口と鼻から大量に出血していた。

救急隊が30分以上心肺蘇生を試みたものの救命できず、その後死亡が確認されている。

現場から約200メートル離れた場所には、ホンダのバイクが横転し、全損状態で見つかった。
さらにその200メートル先には、メルセデス・ベンツの白い乗用車(バンコク登録)が停車しており、前部が大きく破損し、バンパーは外れ、ボンネットは潰れ、左側のガラスも衝撃で割れていた。
運転していたのは25~30歳ほどの女性で、ショックのあまり震え、顔面蒼白の状態で、逃走することなくその場で警察を待っていたという。

後方から走っていた目撃者のメームさん(46)は次のように証言している。

「亡くなった方は最初レーン2を走っていて、トンネルに入るためレーン3に移りました。私も後ろからついて行こうとしたところ、後方から白い高級車がかなりのスピードで迫ってきたのが見えました。」

「その車がバイクに激しく衝突し、女性は高く弾き飛ばされ、頭を強く道路に打ちつけて倒れたまま動かなくなりました。高級車はブレーキをかけず、バイクをほぼ100メートル引きずって進んでいきました。」

さらにメームさんは続けた。

「その時、後ろの車の男性が『逃げるかもしれない』と思ったのか、その高級車を追いかけて行きました。みんな“きっと逃げるだろう”と思ったんです。
でも、最終的には少し離れた場所で停まっていました。
現場はとても暗く、他の車に轢かれそうにもなっていました。
後ろの車の人が『見えなくて、危うく轢くところだった』と言っていたほどです。」

警察は、ベンツを運転していた女性を確保し、アルコール検査を実施した上で、今後、法律に基づき手続きを進める方針とのこと。

この目撃者の証言にもある通り、また本誌では度々注意喚起しているように、タイ人は何か事を起こしてしまった場合(犯罪、事故、その他)先ず一番に考えることは「逃げる」ことなんです。
自分で事故を起こしてそこに大けがをしている人がいても、先ず「逃げる」ことを考えます。
タイ人はタイ人のことを良く知っています。
にわかインフルエンサーが、タイのことを適当に紹介している人がいますが、本誌ではいつもリアルでいきます。
何故か? それはタイ人でもそのような古き風習のようなもので、困っている人がたくさんいるからです。
メディアは立場の弱い人の見方でなくてはなりません。
メディアが権力にこびへつらう様になったら、それはただの「マスゴミ」です。
(某日本の新聞社のように)

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