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「人を助けるマフィア」優先するのは金です! バンコクで救急隊同士で銃撃戦、3名が負傷。
- 2025/11/7
- 事件(タイローカル)

タイには公営の救急システムがほとんどなく(台数少)、民間のレスキュー隊が日本で言うところの救急隊の役目を果たしています。
しかしこの団体同士の仲が悪く、抗争のようなこと度々起こっています。
さながら彼らは「人を助けるマフィア」と言っても過言ではないでしょう。
11月6日未明、バンコク・ラープラオ通り122番付近で、2つの有名救急財団(ルアムチャイ財団とルアムカタンユ財団)の救急隊員が、負傷者を巡り口論・衝突し、銃撃事件へと発展しました。
その結果。3名が負傷しています。
負傷者の状況
・ジラユットさん(27歳、ルアムカタンユ):首を撃たれ、現在ICUで観察中。
・アクラデートさん(36歳、ルアムカタンユ):左胸上部を撃たれ、肺の血液除去手術を実施。重体で観察中。
・ジッティワーさん(25歳、ルアムチャイ):背中から腹部にかけて撃たれ、容態は安定。
現場では5〜6発の銃声が確認され、警察は弾道の検証を行っています。
負傷者の多くは以前も他財団との争いで銃撃を受けたことがあるといいます。
事件の原因は、負傷者搬送の権利(利権)を巡る争いと伝えられています。

その後、裁判所は犯人とみられる2人に対して逮捕状を発行しています。
罪状は、殺人未遂・無許可の銃器・弾薬所持および公共の場所での無許可携帯など。
警察は自発的出頭を待たず、発見次第直ちに逮捕・送検する方針です。
タイでは。日本の救急車のように「命優先」ではありません。
優先されるのは「金」です。
「命」そっちのけで、利権を争います。






































