「モデルになりませんか?」裏稼業で未成年者に売春を斡旋! タイ人容疑者11名逮捕!

11月3日、タイ警察は、全国の複数の拠点を家宅捜索し、ウィラポン(49歳)とナッタリカー(28歳)ら計11人を逮捕した。

罪状

・2名以上で共謀し人身売買
・売春のために他人を誘引・斡旋
・未成年者誘拐
・未成年者に不適切な行為をそそのかしたこと

事件の経緯

先ず、警察は複数の秘密LINEグループを特定します。
グループに参加するには会費を支払う必要があり、売春サービスの価格帯ごとに階層が分かれていることが判明します。
(サービス料:1,500〜20,000バーツ)。

グループ内には、高校生を含む多くの学生服姿の写真が投稿され、氏名・体のサイズ・学校名まで記載されていました。
そして顧客は写真を見て、売春サービスを選ぶことができるようになっていました。

警察が確認したところ、多くはバンコク首都圏の高校生であり、16〜17歳の少女9人が保護され、その後事情聴取が行われました。

少女たちはパートタイムの仕事を探しており、家計を助けるつもりでSNSに応募したが、モデル事務所を名乗るグループに出会い、当初は商品のレビュー撮影や広告撮影、PR業務に誘われたと言います。
その後、信頼関係を築いた上で、「もっと楽に稼げる仕事」として売春へと誘導されたと供述しています。

容疑者の役割

・ナッタリカ:パートタイム募集の投稿を行い、美少女高校生をPR嬢や売春に誘導。
・ウィラポン:自称モデル事務所のオーナーとして高校生を撮影や広告の仕事に誘い、売春サービスを提供。

・その他容疑者:モデル業者を装い、少女の写真をアルバムに整理してLINEグループで顧客に販売。
1回2万〜3万バーツのサービス料金のうち、少女には1万バーツを渡し、残りをグループで分配。

ナッタリカとウィラポン容疑者は罪状を全面的に認めていますが、その他の容疑者は斡旋行為を認めたものの、未成年であることは知らなかったとする者もいると言います。

全容疑者に対する取り調べ・起訴手続きが今も進められています。

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