パタヤで中国人詐欺グループに拉致られたタイ人女性を救出。金銭的に困窮していたのでつい…。

10月８日午前６時ごろ、タイ・パタヤ市警察にバードさんが駆け込み、妹が中国人詐欺グループに拉致・監禁されていると通報しました。
警察は通報を受け、ジョムティエン地区の高級ホテルを捜索し、被害女性を無事に救出することに成功しました。

被害者のピムニパーさん（20歳）は、SNS上で「口座貸し」の募集投稿を見つけ、金銭的に困窮していたため連絡を取ったといいます。
すると男たちにパタヤ市内で車に乗せられ、何度も車を乗り換えながら連れ回され、最終的にホテルの一室に監禁されたと言います。

女性は銀行口座情報を渡した後、６〜７人の中国人男性らに携帯電話とATMカードを奪われ、口座から20万バーツ以上が消えたと責められ、暴力をほのめかされながら脅迫されたとも述べています。

恐怖の中でピムニパーさんは冷静さを取り戻し、「仲間に新しい口座を開かせる」と装って携帯を返してもらい、実際には兄に助けを求めるメッセージを送信。
位置情報も伝えたことで、警察が現場を特定し救出に成功することができました。

現場では中国人の男１人が監視役として残っており、その場で拘束。
警察は男をパタヤ警察署に連行して取り調べを行い、背後にいる共犯グループの特定と摘発を進めています。

振り込め詐欺について、これだけ言われていても、金の魅力に負けちゃうんですよね、タイ人って。