茨城県結城市で裸のままマッサージ台の上でタイ人女性死亡。娘が「他殺の可能性」を訴え!

茨城県結城市のマッサージ店でタイ人女性が死亡した事件をめぐり、タイ人留学生の娘が「母の死には不審な点がある」と訴え、タイのパウィーナ女性子供支援財団(Pavena Foundation for Children and Women)に支援を求めています。

母親の遺体がマッサージ台の上で発見

獣医学を学ぶ20歳の学生ミントさんによると、母親のノーンナパット さん(47)は、10月5日に勤務先のマッサージ店で全裸の状態でマッサージ台の上に倒れて死亡しているのが発見されました。

ミントさんは「事件性がある」とみて、母の遺体をタイに帰国させる支援を求めています

前日に「首を絞められた」と電話で告白

ミントさんは、母親と最後にビデオ通話をしたのは10月4日午後11時だったと話します。
その際、母親は「前日、精神的に不安定そうな日本人客に首を絞められた」と語り、警察を呼ぶと脅したことで相手が手を離したといいます。


しかしその通話を最後に連絡が途絶え、以降メッセージにも返信がなかったと言います。

ミントさんによれば、店のオーナーは「母は男性と一緒に出て行った」と虚偽の説明をし、死亡を把握していながら隠していた可能性があると伝えています。

さらにオーナーは「店の評判を損ねる」として、母親の写真をSNSから削除し、捜索投稿も消すよう要求してきたといいます。

「私は何も悪いことをしていないのに、なぜ隠されなければならないのか理解できません」とミントさんは涙ながらに語ります。

娘の学費を支えるため日本へ

ノーンナパット さんは約6か月前から、タイ人経営のマッサージ店で働いており、娘の学費を仕送りするために来日していました。
ミントさんは祖母(73歳)と暮らし、奨学金を利用しながら学んでいます。

「母は家族の支えでした。病気もなかったのに、全裸で亡くなっていたなんて信じられません」とミントさんは訴えます。

タイ当局が調査と遺体帰還を支援

パウィーナ財団のパウィーナ代表は、タイ警察外事局のスラパン警察大佐および外務省と連携し、日本警察やタイ大使館と協力して事件の真相究明と遺体の本国送還を進めていることを明らかにしました。

遺体の輸送費用は約20万バーツ(約85万円)にのぼる見込みで、外務省が一時的な貸付を提案しているが、ミントさん自身が返済義務を負う形になるといいます。
財団は寄付を募り、ミントさんの卒業まで教育支援を行うと発表しています。

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