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タイ観光庁、2025年の観光客数見込みをさらに下方修正。安全、ぼったくり、劣化、バーツ高。
- 2025/9/25
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タイ経済はまだまだ外国人の財布にすがらないと成り立たないので、観光関連のニュースが頻繁に報じられます
タイ政府は当初、2025年の外国人観光客目標を3,900万~4,000万人としていましたが、安全面の懸念(中国人俳優の行方不明、地震、カンボジア国境問題など)から 3,550万人に下方修正 しました。
観光スポーツ省によると、1月~9月21日の訪問者数は 2,345万人(前年比7.44%減)。
TAT(観光庁)は2025年末までに3,340万人と予測し、特に東アジア(25%減)、ASEAN(8%減)が落ち込みだろうと伝えています。
一方、南アジアや欧米は増加傾向にあります。
観光収入も前年比5%減少見込みです。
観光業の課題は、安全・治安へのイメージ低下、観光地の劣化、インフラ不足、近隣諸国との競争などが上げられています。
近隣諸国としては、中国、ベトナム、日本などが強力なライバルとして台頭してきています。
その様な中で、TATは2026年に「ニュー・タイランド」構想を掲げ、「量より質」を強調し再ブランド化を目指しています。
第4四半期にはロイクラトーン祭、バンコクマラソン、年末カウントダウンなど大規模イベントを開催し、中国人観光客誘致の「ニーハオ月間」、インドのディーワーリーに期待しています。
国内向けには「旅行半額」キャンペーンを再展開予定です。
一方、民間セクターは、バーツ高が観光・輸出を圧迫していると警鐘しています。
2019年は3,990万人が訪れ2兆バーツを生んだが、今後はフランス並みの 7,000万人誘致 を目指すべきべきだと主張しています。
政府には電力コスト削減、古い法律の改革、中小企業支援を要望、適正為替として 1ドル=34~35バーツ になるよう指摘しています。(現在は32バーツ台)