チェンマイのコンド市場の勢力図に変化の兆し! 中国人バイヤーのシェア減少、他国の台頭。

今、チェンマイのコンドミニアム市場の勢力図が変わりつつあるといいます。

かつてチェンマイのコンドミニアムといえば、中国人投資家の存在を切り離せませんでした。
彼らは大量にユニットを買い上げ、外国人需要の主軸となっていました。

不動産情報センター(REIC)のデータもこの傾向を裏付けます。
かつて中国人バイヤーは外国人購入者の57.6%を占め、最大シェアを誇っていました。

しかし2025年前半、その構図に変化が見え始めます。
依然として中国人は購入数で首位に立つものの、購入割合は33.5%減少し、シェアも53.8%に縮小。市場を支えてきた「大黒柱」が揺らぎ始めています。

一方で、他国のバイヤーが急伸しています。
ミャンマー人の購入は42.9%増加し、強い伸びを見せた米国人と肩を並べる至りました。

さらに注目すべきはヨーロッパ勢です。
イタリア人は200%増、オランダ人は50%増と大幅に拡大し、両国とも初めてトップ10入りを果たしました。

対照的に、従来の有力市場は大きく後退しています。
オーストラリアは68.8%減、イスラエルは60%減、かつてトップ7に入っていた韓国は、トップ10からすら姿を消してしまいました。

開発業者には単なる数字だけでなく、将来的に市場構造を変えるかもしれない動きを視野に入れることが求められています。

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