タイ航空、全路線でファーストクラス廃止へ。ビジネスクラスをより豪華に、世界のトレンドに対応

タイ航空のチャーイCEOによりますと、今後2〜3年間の計画で、全機材の客室構成を以下の3クラスに再編する予定であると言います。

①ビジネスクラス(Business Class)
②プレミアムエコノミー(Premium Economy)
③エコノミークラス(Economy)

これに伴い、従来のファーストクラスは廃止されると言います。
ファーストクラスは広い座席、リクライニング機能、食事・飲み物・プレミアムサービスが付いた最上級の特別クラスでありますが、世界の航空業界のトレンドに合わせる形となります。

「これまで、世界の大手航空会社も順次ファーストクラスを廃止し、最高クラスをビジネスクラスに統一している。例として、アメリカン航空(米国)、ターキッシュエアラインズ(トルコ)、オマーン航空(オマーン)、エアニュージーランド(ニュージーランド)、マレーシア航空(マレーシア)などがある。タイ航空もすでに段階的に廃止しており、現在はバンコク~ロンドン、バンコク~成田など2~3路線のみで提供されている」とチャーイ氏は語っています。

さらに、ビジネスクラス以上の快適性を求める乗客向けには、全路線で最前列にプレミアム座席を設置し、新たな選択肢を提供する予定とのことです。

チャーイ氏は続けて、今後2年間でボーイング777-300ER型機14機を改修し、ビジネスクラスにプライベートドアを設置、プレミアムエコノミーや新型エコノミー座席も導入すると述べています。
また、エアバスA350型機20機にも最新の客室革新を導入し、長距離路線でプレミアムな旅行体験を提供する計画で、改修は2028年から開始されます。

さらに、将来導入予定のボーイング787ドリームライナー45機も、初回9機が2028年に納入される予定で、これら新造機にもファーストクラスはなく、すべて同一クラスの構成になるとのこと。
今後、追加導入される機材も同様の方針だと述べています。

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