チュラ大教授が指摘。タクシンのドバイ行きに疑問「シンガ空港は24時間運用可」「なぜ燃料満タンに?」

タクシン・チナワットが、ドンムアン空港からプライベートジェットに搭乗し、シンガポールで健康診断を受けるとしてドンムアン空港を飛び立った(しかも当初はフアヒンに行くと)はずだったものの、その後、急遽アラブ首長国連邦のドバイへ向かった件について、新たな見解が示されました。

タクシンは後に説明として「シンガポール・セレター空港は午前7時~午後10時の間しか離着陸できないため、間に合わずドバイへ行った」と語っていました。

しかし、チュラロンコン大学理学部のジェッサダー教授は次のように指摘しています。

「航空関係に詳しい知人から情報をもらいましたが、シンガポールの空港はプライベートジェットに対して24時間運用しています。シンガポールには、プライベート機を受け入れるシンガポール・チャンギ国際空港があり、こちらは確実に24時間稼働しています。

ニュースになったセレター空港も、たとえ通常は午後10時までだとしても、緊急医療搬送(Medical evacuation flight)の場合には24時間着陸許可を受けられます。

したがって、シンガポールに着陸するのは難しくありません。『急いで診察を受けに行く』というケースならなおさら、着陸できるはずで、急に進路を変えて別の国へ行く必要はありません。

追記すると、疑問なのは、シンガポールに着陸できなかったとして、なぜタイに戻ってから再び向かわなかったのかという点です。しかも、燃料を満タンに積んでいたようですが、通常はシンガポール行き程度の短距離ならそのようなことはしません。つまり、最初から長距離飛行を想定していたのではないかと考えられます。」

人は一度ウソをつくと、つじつまを合わせるためにまたウソの上塗りをしていかなければなりません。

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