BLACKPINKのJISOOソロ曲「CLICK」MVロケ地を“聖地”に!「サイアムアメージングパーク」

バンコクの大型遊園地「サイアム・アメージング・パーク」が、BLACKPINKのJISOOのソロ曲「CLICK」のミュージックビデオ(MV)のロケ地となったことを生かし、ファンによる“聖地巡礼”を新たな観光需要につなげている。

同園はBLISSOOなどと協力し、2026年9月13日から11月15日まで「CLICK at Siam Amazing Park」を開催。
MVに登場した実際の撮影場所をファンが巡り、JISOOが撮影で使用した2階建てメリーゴーラウンドやジェットコースターの座席などを間近で楽しめる。

園内には「CLICK Bear Photo Zone」などの撮影スポットを設け、スタンプを集める「CLICK Passport」も実施。
タイ郵便とのコラボでは「JISOO 10230 THAILAND」という私書箱を用意し、世界中のファンがJISOOに手紙を送れる仕組みも導入した。

チケットは3種類で、料金は500~3,000バーツ。
ウォーターパークや遊園地の利用とCLICK関連イベント、限定グッズなどを組み合わせ、単なる撮影スポットではなく、ファンが園内で長時間楽しめる体験づくりにフォーカスしている。

しかし背景には、屋外型遊園地を取り巻く厳しい事業環境があるという。
同園によると、今年の来園者数は全体として横ばいで、キャンペーン期間中は増加する一方、通常時の集客には課題が残る。天候や物価上昇、消費者の節約志向などもあり、「遊園地へ行く新しい理由」を生み出す必要性が高まっているという。

そこで同園が進めているのが、音楽やアーティスト、ポップカルチャーを集客に活用する「Music Destination」戦略だ。
アトラクションを提供するだけでなく、MVロケ地や音楽イベントなどを目的に人が訪れる施設への転換を目指している。

タイ国政府観光庁(TAT)も、映画やドラマ、音楽、アーティストなどを目的とする「サブカルチャー・ツーリズム」に注目している。
TAT関係者によると、こうした旅行者は消費額が高く、一般的な旅行者の約5倍に達する場合もあるという。

46年以上の歴史を持つサイアム・アメージング・パークは、JISOOの世界的なファン層を旅行者へと転換することで、「コンテンツを場所に、ファンを観光客に変える」新たな集客モデルを模索している。

 

 

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