タイ北部・東北部で大気汚染深刻化。PM2.5が37県で基準超過、バンコクは良好。

タイ公害管理局は、微小粒子状物質(PM2.5)が全国37県で基準値を超過していると明らかにした。
特に北部および東北部で深刻な状況が続いており、住民の健康への影響が懸念されている。

発表によると、PM2.5の測定値は12.5~352.2マイクログラム毎立方メートルに達し、24時間平均の基準値(37.5マイクログラム)を大きく上回る地点も確認された。
中でも、メーホーンソーン県パーイ郡では352.2マイクログラムと国内最高値を記録した。

地域別では、北部でほぼ全域にわたり基準超過が見られ、東北部でも広範囲で同様の傾向が確認された。
一方、中部や西部では一部地域にとどまり、東部および南部は比較的良好な空気質を維持している。
首都バンコクおよび周辺地域も概ね良好な水準にあるという。

健康影響の観点では、16県が「赤レベル(健康に影響あり)」に分類され、さらに複数の県が「オレンジレベル(健康影響の恐れ)」とされた。特に高齢者や子ども、持病を持つ人々への注意喚起が強まっている。

また、4月2日時点で国内のホットスポット(火災発生地点)は3,763か所に上り、その多くが森林地帯で確認された。
焼き畑や森林火災が大気汚染の主要因とみられている。

今後7日間の予測では、北部で汚染のさらなる悪化が見込まれ、東北部でも4月7日頃まで増加傾向が続く見通しだ。
一方、中部や東部、南部では改善傾向が予測されている。

当局は、国民に対し屋外活動の自粛やマスク着用などの対策を呼びかけており、特に汚染が深刻な地域では不要不急の外出を控えるよう強く求めている。
体調に異変を感じた場合は、速やかに医師の診察を受けるよう勧告している。

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