バンコク、2025年も世界で最も訪問者が多い都市に。総合的な魅力では20位。
- 2025/12/19
- バンコクとその近郊

Euromonitor Internationalの「Top 100 City Destinations Index」によると、タイの首都バンコクは2025年も世界で最も訪問者が多い都市となった。
持続可能性やインフラ、高度な都市技術面での総合的な魅力ではやや低評価ながら、国際的な観光客数では依然として圧倒的な存在である。
■国際訪問者数で世界トップ
2025年、バンコクには約3,030万人の国際訪問者が訪れ、香港(2,320万人)、ロンドン(2,270万人)、マカオ(2,040万人)を上回った。
人気の理由は、世界的に有名な料理や活気あるナイトライフ、ポストパンデミックの観光回復に加え、ドラマ「ホワイト・ロータス」の撮影効果や緩和されたビザ政策によるものだと伝えている。
■総合的な魅力では20位
一方、持続可能性、インフラ、経済力などを考慮した「総合的魅力」ランキングでは、バンコクは世界で20位。
アジアでは東京(3位)、シンガポール(9位)、ソウル(10位)に次ぐ4位となった。
総合的魅力ではパリ、マドリード、東京などが上位を占めるが、訪問者数はバンコクに及ばない。
■デジタル化と観光の最前線
バンコクはデジタル観光でも先導的な役割を果たしている。2025年5月より導入された「Thailand Digital Arrival Card(TDAC)」により入国手続きが簡略化され、AIを活用した個別化観光サービスやスマートシティ技術により、観光客の流れを効率的に管理している。
■デジタルノマドの拠点としてもトップ
バンコクはデジタルノマドにとっても2025年世界1位の都市に選ばれた。
5G環境の整備やAIを活用したワーケーションハブにより、手頃な生活費と利便性、テクノロジーの革新性を兼ね備えた都市として、多くのリモートワーカーを引き付けている。
■観光トレンドと都市戦略
2025年の観光トレンドとして、持続可能性、観光客の質の向上、AI導入による体験向上が重視されている。
バンコクはこうした流れを先取りし、国際観光客数のトップを維持している。







































