【PM2.5】バンコクの大気汚染「注意レベル」に。サトーン、バーンラック地区で高値検出。

12月17日、バンコクの大気質が注意レベルに達した。

首都ではPM2.5(微小粒子状物質)濃度が基準値を超え、オレンジゾーンに入っており、呼吸への影響が懸念されている。

特に影響が大きいのは、サトーン、バンコーレム、バーンラックの各地区で、粉じん濃度が最も高い水準となっている。
市民には、通勤や通学で外出する際にマスクの着用が呼びかけられている。

バンコク大気質データセンターによると、午前7時時点の市内平均PM2.5濃度は30.6マイクログラム/立方メートル(µg/m³)で、基準値(37.5µg/m³)を下回っているものの、一部地域では基準超えが確認されている。

●PM2.5濃度が高い上位12地区

サトーン:47 µg/m³

バンコーレム:40.9 µg/m³

バーンラック:39.6 µg/m³

パトゥムワン:37.7 µg/m³

プラウェート:37 µg/m³

ラットブラナー:36.4 µg/m³

サムパンタウォン:35 µg/m³

ノンケーム:34.1 µg/m³

バーンケン:34.1 µg/m³

トンブリー:33.8 µg/m³

プラカノン:33.7 µg/m³

ラチャテーウィー:33.4 µg/m³

●地域別PM2.5濃度(バンコク)

北部:24.3~34.1 µg/m³(中程度)

東部:23.7~37 µg/m³(中程度)

中心部:22.5~35 µg/m³(中程度)

南部:23.8~47 µg/m³(中程度)

トンブリー北:27.2~33.8 µg/m³(中程度)

トンブリー南:29.3~36.4 µg/m³(中程度)

全体として大気質は「中程度」だが、粉じん濃度は上昇傾向にある。

●当局からの健康アドバイス

一般の人:屋外ではPM2.5対応マスクを着用し、激しい運動は控える。咳、息苦しさ、目の刺激などの症状に注意する。

リスクの高い人(高齢者、持病のある人など):屋外では必ず保護マスクを着用し、激しい活動を避け、異常を感じたら医師に相談する。

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