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タイ、2025年外国投資、国別トップ5発表。日本が件数・投資額ともに首位を維持。
- 2025/12/2
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商務省事業開発局長は、2025年1月〜10月の間に、外国人事業法に基づき、合計869件の外資系企業の事業運営が承認されたと発表した。
このうち、228社が外資事業ライセンスを取得し、641社が営業認可証を受けた。
同期間の外国投資額の合計は2,767億3,600万バーツに達した。
タイへの投資国トップ5は以下の通り。
■ 外国投資 国別トップ5(2025年1〜10月)
1. 日本
158社(全外資の18%)
投資額:782億8,500万バーツ
主な分野
・自動車向け金型や設備の設計、製造プロセスに関するエンジニアリング/技術サービス
・車両管理のテレマティクスシステム
・母子用品に関する製品の研究開発
・自動車部品、家電部品、建設機械部品、コーティング鋼板などの受託製造
2. アメリカ
127社(15%)
投資額:48億3,000万バーツ
主な分野
・広告サービス
・ソフトウェア/プラットフォームの設計・開発・設置・保守
・農産品や果物などの製造処方の研究開発
・貴金属アクセサリー、自動車電子部品、DCケーブル、合金などの受託加工・製造
3. シンガポール
126社(14%)
投資額:923億1,800万バーツ(上位5カ国で最大)
主な分野
・家具・家庭用品向け木材加工
・販売/サービス向けソフトウェア開発
・機械の設置・保守・修理
・金属加工部品、医療用カテーテル、エアフィルター、工業用プラスチックなどの受託製造
4. 中国
116社(13%)
投資額:254億400万バーツ
主な分野
・活性炭向け木材加工
・ソフトウェア受託開発
・電気・電子自動車部品の試験サービス
・天然ゴム製品、FPCB、金属加工品、鍛造部品などの受託製造
5. 香港
93社(11%)
投資額:131億9,800万バーツ
主な分野
・家具・家庭用品向け木材加工
・タイ湾の石油掘削サービス
・サイバーセキュリティ関連を含むソフトウェア開発
・充電式バッテリー、バイオマス燃料、映像・音響機器、プラスチック包装材などの受託製造
■ 外国投資は前年比で大幅増加
2024年同期比で 承認件数は83件増(+11%)
投資額は1,155億6,700万バーツ増(+72%)
外資ライセンスを取得した企業は、5,364人のタイ人雇用を創出。前年比2,331人増(+77%)。
日本は件数・金額ともに前年に続き最大の投資国となった。
■ BOI(投資委員会)支援プロジェクトが投資を牽引
全869件のうち 424件(49%)がBOI奨励案件 であり、投資額は 2,101億100万バーツ(全外資投資の76%) を占めた。
分野は以下が中心:
・受託製造サービス(金属・プラスチック、自動車部品など、付加価値の高い製造)
・貿易・投資支援事務所(TISO)(投資・物流ハブ機能)
・コンピュータ関連サービス(ソフトウェア開発・データセンター・AIなど)
■ EEC(東部経済回廊)への投資も高い関心
2025年1〜10月には 253社(全国の29%)がEECに投資。前年比2件増。
投資額は 907億9,100万バーツ(全体の33%)。
投資国別内訳:
中国:65社、178億8,200万バーツ
日本:57社、303億6,900万バーツ
シンガポール:35社、201億600万バーツ
その他:96社、224億3,400万バーツ
主な分野:
家庭用品・衛生用品向け木材加工
自動車ボディ・ドア・ダッシュボード・シートなどの設計技術サービス
デジタルプラットフォーム開発、データセンター
PCBA、工業用プラスチック、金属加工、化学製品などの受託製造

■ 2025年10月単月の動向
99件の外資企業を承認
・27件:外資事業ライセンス
・72件:営業認可証
投資額:236億2,100万バーツ
主な投資国:シンガポール、中国、日本
外資ライセンス企業によるタイ人雇用:232人
技術移転も多く、自動改札システム保守、情報セキュリティ標準、母子製品開発などの専門知識がタイ人スタッフに提供された。
10月承認企業の主な業種:
・自動改札システムの設計・調達・設置・更新サービス
・広告サービス
・ビジネス運営・ITに関するコンサルティング/
・組織向けソフトウェア設計・開発
・PCBA、再生紙製品、工業用プラスチック部品、機械部品の受託製造






































