タイの象徴「トゥクトゥク」はタイ発祥ではなかった! その歴史を紐解く。

タイと聞いて思い浮かべるのは、バンコクの賑やかな街並み、屋台料理の香り、壮大な寺院、そしてあのカラフルな三輪タクシー「トゥクトゥク」ではないでしょうか。

しかし、実はこのトゥクトゥク、もともとはタイ発祥ではないのです。そのルーツは、なんとイタリアにあります。

イタリアから始まった伝説

物語は1948年、戦後のイタリアで誕生した「ピアッジオ・アぺ(Piaggio Ape)」から始まります。

小さな三輪車で、戦後の混乱期に商店主が荷物を運ぶために設計されたものでした。

価格が手頃で、小回りが利き、都市部で使いやすいことから、やがて日本やタイにも伝わります。

1950年代、タイではこの三輪車を改良して「サムロー・クルアン(สามล้อเครื่อง)=モーター付き三輪車」と呼び、

バンコクの混雑した道路で人と荷物の輸送に使われ始めました。

安価で実用的なこの乗り物は、庶民の足として急速に普及していきました。

逆境と生き残り

1965年、タイ政府は「非効率で危険」としてトゥクトゥクの廃止を試みました。

しかし、市民やドライバーたちの強い反発により存続することになります。
そしてトゥクトゥクは、都市文化の一部として定着していきます。


1970年代には、観光客にとっても「タイ体験の象徴」となり、街の風景に欠かせない存在となりました。

「トゥクトゥク」という名前の由来

本来の名前「サムロー・クルアン」は、外国人に発音が難しかったため、走行中のエンジン音「トゥク・トゥク」にちなんで呼ばれるようになり、その響きの可愛らしさから世界中で定着しました。

現代のトゥクトゥク

今日、トゥクトゥクはタイ文化の象徴として、屋台料理や寺院と並び観光客に愛されています。

バンコクの雑踏を駆け抜けるその体験は、まさにタイの「心とエネルギー」を体感できる瞬間です。

タイを訪れたら、ぜひ一度トゥクトゥクに乗ってみてください。
ただしボッタクリには注意です!

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