被害総額1億人民元! 中国から指名手配の詐欺師、バンコクで逮捕。

警察は、バンコク・ワントーンラーン区内の高級住宅地にある514/21番地の住宅を家宅捜索しました。

現場は3階建てのホーム&オフィスで、捜査員が突入した際、中国人のLiang Aibing容疑者が一人で滞在していました。
Liang容疑者は中国当局が指名手配している詐欺グループの一員で、逃亡中の仲間3人と共に総額1億人民元以上の投資詐欺を行ったと伝えられています。

家宅捜索ではベレッタ製拳銃1丁と実弾20発が押収され、以下の容疑が適用されました。

・銃器および弾薬の不法所持
・外国人による不法入国

◆詐欺の手口と経緯

2022年12月から2023年5月にかけて、Liangのほか、Ai Qinghua、Wu Jiangyan、Tang Zhenque、およびZuo Laijunの計5名が、中国国内で仮想通貨投資詐欺グループを組織。
彼らは「FINTOCH(フィントッチ)」という名称の暗号資産投資プラットフォームを立ち上げ、モバイルアプリを通じて高利回りをうたう宣伝を行い、投資家を欺いていました。
被害者はおよそ100人に上り、被害総額は1億人民元(約200億円)超に達しています。

LiangとTangがプラットフォーム開発を担当し、AiとWuが宣伝・広報を担当、Zuoがマーケティングを担当していたことが判明しています。
調査によると、Liang容疑者は2024年12月末頃にタイへ入国し、月15万バーツで高級住宅を賃貸して潜伏していたとみられます。

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