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日本が不満を表明。ベトナム・ハノイでガソリンバイクが禁止に。環境配慮のため電動車への転換を推進。
- 2025/10/22
- タイローカルニュース

10月21日、ロイター通信によりますと、日本政府はベトナム当局に対し、ガソリンを燃料とするバイクのハノイ市内での使用禁止を来年半ばから実施する計画について、再検討と適切な移行枠組みの設定を求めました。
日本政府によれば、このような急激な移行は大量の失業を招き、46億ドル規模のベトナムのバイク市場に深刻な影響を及ぼす可能性があると主張しています。
特に既存のバイク製造・販売企業への影響が大きく、ベトナム市場でシェア1位を占めるホンダが影響を受けると見られています。
この件に関して、日本大使館はハノイにおいてベトナム政府に書簡を提出しました。
これは、ファム・ミン・チン首相が来年半ばからハノイ市内でガソリンバイクの乗り入れを禁止する期限を設定したことを受けたものでした。
ベトナム政府は、大気汚染問題を解決するため、国民に電動バイクへの転換を促すためこの措置に踏み切りました。
さらに多くの関係者は、2028年までに禁止区域を他の地域にも段階的に拡大して、バイク利用の改革を進めると見込んでいます。
ベトナムは世界でもバイク市場規模が非常に大きい国の一つで、Mordor Intelligenceのデータによると、人口1億人のうちバイク所有率は約80%に達しており、世界でもトップクラスの所有率を誇っています。
日本企業のことなので発言しづらいところですが、とかく経済優先で動きそうな東南アジアの国が、環境に配慮した政策を推し進めようとしているのに、先進国である日本が水を差すのはいかがなものか…。
むしろ、協力してあげるのが筋のような気がします。