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- バンコクで中国人犯罪、続々と明るみに。バイアグラ無許可販売、連続窃盗、詐欺事件などなど。
バンコクで中国人犯罪、続々と明るみに。バイアグラ無許可販売、連続窃盗、詐欺事件などなど。
- 2025/10/17
- 事件(タイローカル)

首都バンコクの警察当局は10月16日、無許可の営業活動、住宅侵入窃盗、組織的詐欺に関与した複数の中国人容疑者を、3つの別々の事件で同時に摘発・逮捕したと発表しました。
■ 無許可ホステルで「バイアグラ」販売を隠蔽
複数の機関による合同捜査チームは通報に基づき、ディンデーン区ソイ・インタラム49の2軒の建物を急襲しました。
現場で拘束されたのは、物件を借りていたジンホア容疑者と従業員のジーハオ容疑者。
一方の建物からは未登録の健康食品や医薬品、無許可のバイアグラが多数見つかり、出荷準備中でした。
隣の建物は無許可でホステル兼ライブ配信スタジオとして改装され、仏像やお守りをネット販売していました。
ジンホア容疑者は「家賃月1万5,000バーツで借りており、外国人の知人を泊めていただけ」と主張していますが、警察は無許可就労の疑いで2人を起訴、また区当局が建築基準法違反の有無を調査中です。
■ 連続空き巣犯、出国直前に空港で逮捕
ドンムアン警察は、リ(38)とシャオウー(39)の2人をスワンナプーム空港で逮捕しました。
2人は10月14日に発生したソイ・ソーラナコーン地区の2件の住宅侵入事件に関与しており、押収品には金の装飾品、仏像、現金、記念紙幣などが含まれていました。
監視カメラ映像から、容疑者らは同日夜に2軒の住宅を相次いで侵入し、金庫から総額31万バーツ相当の品を盗んだことが確認されています。
警察の調べでは、彼らは10月13日に入国し、翌15日に出国予定でした。
リ容疑者がレンタカーで周辺地域を下見し、犯行を計画していたといいます。
捜査員は「3人組で行動し、盗品をすぐに分配して足をつかませないようにしていた」と説明しています。
現在、逃走中の3人目の仲間の行方を追っているとのことです。
■ 詐欺ネットワーク管理者、中国人男を逮捕
テクノロジー犯罪抑止課(TCSD)は、ラチャダピセーク通りで中国人のゼン容疑者(40)を逮捕しました。
彼はタイ人5人に指示して、ディンデーン区内のATMから現金を引き出させていたといいます。
ゼン容疑者は9月5日以降、組織犯罪関与、詐欺、コンピュータ犯罪、資金洗浄共謀、不法入国などの容疑で指名手配されていました。
被害総額は64万バーツ以上にのぼると言います。
取り調べに対し、ゼン容疑者はタイ人共犯者を使って現金を引き出し、中国人の詐欺グループの首領に送金していたと供述しています。
また、チェンライ県のゴールデントライアングル地域から不法入国し、この業務を管理していたことも認めました。
警察は現在、この詐欺ネットワークの首謀者および残るメンバーの特定と逮捕を進めています。