人気インフルエンサーが謝罪! パタヤの「金ネックレス強奪事件」はヤラセ。警察は法的措置へ。

人気タイ人インフルエンサーが、パタヤの人々に対し、公に謝罪するはめになった。
これは、金のネックレス強奪事件を装った動画が、実は「コンテンツ制作のためのヤラセ」だったと認めたためだった。
またもや「タイ旅行は危険!」という懸念を呼び、批判が殺到したことを受けてのことだった。

論争の発端は、インフルエンサー通称「Korn」とその友人「Petch」の写真と動画が、セントラルパタヤビーチで撮影されたものとして投稿されたことだった。

投稿では次のような劇的な説明が添えられていた。

「大変!Kornが襲われた! Petchと遊んでいた後、パタヤでネックレスを引きちぎられた。
2人はすぐに警察に届け出た。
事件はセントラル・パタヤ・ビーチの目の前で起きた。
Petchによると、黒いシャツを着て英語の文字がプリントされたTシャツ姿の身長170cmほどの男が近づき、Kornの金のネックレスを奪ったという。
犯人の顔は、はっきり見えなかった。
二人は急いで警察へ向かい、犯人追跡を依頼した。

Petchは震えながらファンに呼びかけた。
『近くの警察署を知ってる人いる?この男が金を売ってるのを見たら教えて。Petch、戦う覚悟よ!』
Kornは普段から金のアクセサリーを身につけており、それが彼女のスタイル。
金の値段が高騰している今、みんなも気をつけて。失うのは金だけじゃないかも。」と。

この投稿には数千件のコメントが寄せられ、一部のユーザーは「パタヤは観光客にとって危険」と批判し、他のユーザーは「宣伝目的のヤラセではないか」と当初から疑念を示した人もいた。

地元パタヤの住民からも強い非難の声が上がり、「もしこれがヤラセなら、犯罪の恐怖を煽り、街の評判を傷つけるものだ」と批判した。

その後の10月14日午後4時30分、Korn(30)とPetch(45)は、パタヤ市警察署に自首しました。

Kornは、次のように述べた。

「パタヤの皆さんに心からお詫び申し上げます。
あの出来事は、悪意のないコンテンツ撮影の一環でした。
少しお酒を飲んで酔っており、いつものように旅行中に撮る面白い寸劇を撮っていただけなんです。
まさかこんなに大騒ぎになって地域のイメージを傷つけるとは思ってもみませんでした。
本当に申し訳ありません。実際には何も盗まれておらず、すべて無事です。」

それでもパタヤ警察は、「謝罪があったとしても、警察は法に基づき告発および手続きを進める」と述べた。

この事件は、インフルエンサーたちがSNSの注目を集めるために過激な演出を行う傾向があることを浮き彫りにした。
パタヤ警察は、「観光地の信頼を損なわないよう、コンテンツ制作者は真実を重視してほしい」と呼びかけている。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る