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バンコク・ラップラオの刃傷事件。刃物男とバイクタクシー3名を起訴。警察:公共の場での暴力は許さない。
- 2025/10/8
- 事件(タイローカル)

先日お伝えしましたバンコクのラップラオ通り96で発生した刃物を持った男による騒動について、警察は加害者の男だけでなく、事件に関与したバイクタクシー運転手3人も含め、全員を法的に処罰する方針を明らかにしました。
タイのSNSで、「危険人物が刃物を持って公共の場にいる」と投稿したことにより、この事件が発覚しました。
警察が現場に向かうと男は突然態度を荒らげ、注意をしたバイクタクシー運転手に刃物を振りかざして襲いかかり、そのまま逃走してしまいまいました。
10月7日、バンコクの警察は、SNS上で拡散した映像の内容を確認したと発表します。
映像には、正体不明の男が大きな包丁のような刃物を手に、ラップラオ96の入り口付近でバイクタクシー運転手を襲おうとする場面が映っていました。
その後、複数の運転手が男を取り囲み、もみ合いになった結果、男は階段を駆け上がって逃走していったといいます。
警察は捜査の結果、刃物を持っていた男の身元を「ヨンチャット」と特定し、現場近くで身柄を拘束。
取り調べを行ったうえで、殺人未遂にあたる「他人の身体を傷つけようとした罪」、刃物による「脅迫罪」、および「公共の場でのけんか行為」の3つの罪で起訴しました。
容疑者は一貫して容疑を否認していますが、警察はすでに10月4日付けで北バンコク地裁に勾留請求を提出し、さらなる証拠収集を進めているとのことです。
また、事件当時に男を取り押さえようとしたバイクタクシー運転手3人についても、警察は事情聴取を行い、「共同で他人を傷つけようとした罪」と「公共の場での暴行・けんか行為」の容疑で起訴しました。
3人はいずれも容疑を認め、北バンコク地裁に送検されています。