バンコク都知事、庁舎改修費約2億バーツの不正疑惑を全面否定。庁舎内に映画館もある豪華仕様だと…。

7月31日、チャッチャート・バンコク都知事は、バンコク都議会の会議後、改修費に関する不正疑惑について説明しました。

同氏によりますと、この日は2026年度のバンコク都予算案の会議終了前に自身が退席していた間に、「自分が提案した都議会庁舎改修プロジェクトで不正を行った」という疑惑が議論されたと述べました。

問題となっているのは「アイラワット・パッタナー庁舎」の改修に関する約4つのプロジェクトで、屋根や空調、スペースの改修、図書館の新設などが含まれています。

チャッチャート知事は、「私自身が改修案を立てたわけではなく、すべてはバンコク都議会側からの要望で、バンコク都議会事務局を通じて提出されたもの。手続きもすべて適切に行われており、不正ではない」と強調しました。

「バンコク都議会が庁舎の改修を望んだが、見積もりを算出できる機関がなかったため、都市建設局が協力して価格を算出した。ただし、これは中央価格(正式な落札基準価格)ではなく、まだ入札段階には至っていない。予算案がまとまった段階で議会事務局が都予算局に提出し、手続きに則っているかを確認した上で、正式な予算案として計上するという流れです。」と説明しています。

一部報道では「1億9400バーツを投じて議会内に映画館を設置し、豪華ビル建設に匹敵する費用を計上している」との批判も出ています。

チャッチャート知事は、「すべてのバンコク都予算案は知事である自分が都議会に提案する立場にあるが、今回のプロジェクトは都議会とその事務局からの要望に基づいたもので、私が勝手に作り出したものではない」と再度否定しています。

とは言え、映画館と豪華ビルについては、何一つ回答がありません。
バンコク都知事も就任時のころの勢いは見る影もなく、あまり成果が出せていないことから、最近は言い訳が目立つようになりました。

バンコク都議会は「中抜き祭り」ならぬ「中抜きフェスティバル」。過去に削除された予算がしれーっと復活!

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