また延長! ぺトンタン首相、フンセンとの電話会談での国賊発言疑惑で証拠提出期限をさらに延長。

全ての元凶はここにあります。
ただただ自己保身の延命措置は見苦しいとしか言いようがありません。

7月30日、タイ憲法裁判所は、タイ首相ペトンタン・チナワット氏とカンボジア上院議長フン・セン氏の電話会話に関する問題について、弁明書提出期限を2025年8月4日まで延長するとの決定を発表しました。

この延長は、裁判官5対4の僅差で承認されたもので、今回が最後の期限延長とされています。

問題の背景:違憲・倫理違反の可能性を問う申し立て

この案件は、2025年6月18日に報道で明らかになったペトンタン首相(職務停止処分中)とフン・セン氏の通話内容に関するもので、通話の内容が「タイの主権に関わる外交交渉であるにもかかわらず、首相が個人的かつ一方的な関係で対応した」として、36名の上院議員が首相の資格に疑問を呈し、調査を要請していました。

問題となったのは、首相が通話の内容を認めたうえで「私的な交渉だった」と説明。
しかし、外交的対応や対抗措置が明確に取られなかったこと、さらにはカンボジア寄りの姿勢が続いているとの指摘がなされていました。

これらを理由に、職責放棄、倫理違反などの疑いで、憲法第170条、82条、160条に基づき辞任すべきか否かが問われています。

延長決定の詳細

ペトンタン首相側は、2025年7月29日付で「証拠・資料がまだ十分に揃っていない」として、弁明書提出の15日間の延長をさらに申請してきました。

その結果、憲法裁判所は、賛成5票、反対4票という僅差で延長を認めることとなり、8月4日までの提出期限の延長を許可しました。

なお、今回が最終延長と明記されており、これ以上の猶予は認められません。

提出されない場合は?

もし8月4日までに弁明書が提出されなかった場合、「弁明の意思なし」とみなされ、裁判所は審理をそのまま継続することになります。(憲法裁判所法 第54条第3項)

もう、どんどんやっちゃえばいいのに。

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