タイ汚職防止委員会、ペトンタン首相「フンセン通話」問題の調査開始。検察送致・裁判への可能性も。

タイ国家汚職防止委員会(NACC)は、現在職務停止中のペトンタン首相が、カンボジアの元首相フン・セン氏との電話内容に関連し、重大な倫理規範違反を犯した疑いがあるとして、正式に調査委員会を立ち上げることを全会一致で決定しました。

通話内容の概要と問題点

問題となっているのは、タイとカンボジアの国境問題に関する音声クリップで、ペトンタン氏がフン・セン氏と会話している様子が記録されたもの。

音声の中で、タイ陸軍第2管区の司令官を「私の敵」と表現している場面があり、国家の立場や安全保障を損なう発言だとする批判が上がっています。

この件に関しては、すでに上院議員36名憲法裁判所にも訴えを起こしており、2025年7月1日にはペトンタン氏の職務が一時停止されています。

今後の法的プロセスと調査期間

①調査委員会が調査を完了すると、NACC全体会議へ報告。

②違反の疑いが十分にあると認定された場合は、検察庁に案件が送致され、裁判手続きへ進む可能性があります。

③調査委員会には最長2年間の調査期間が与えられ、必要に応じてさらに1年延長可能とされています。

どんだけ時間かかるねん!
音声の内容は本人も認めている事なんだから、さっさと白黒つけて次のステージに進まないと、経済が本当に取り返しがつかなくなります。

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