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タイ東部、トラック8台分の産業廃棄物の不法投棄で住民騒然。セシウム不法投棄現場至近。
- 2025/7/4
- 事件(タイローカル)

7月3日、タイ東部プラチンブリー県カビンブリーで、産業廃棄物と思われる黒色の不明物がトラック8台分不法投棄されたとして、地元住民が当局へ通報しました。
投棄現場は、以前セシウム137を含む金属が溶解され、世界的に報道された工場の近隣に位置しています。
不法投棄の経緯と概要
問題の土地の所有者は、最初は「竹の植栽に使うための土と肥料」としてトラックが出入りしていたと証言。
最初は本物の土だったが、次第に廃材やごみが混入するようになり、異変を感じて村長へ通報。
廃棄物の中には、被覆を剥がされた電線の残骸などが大量に含有。
現地調査では、地面に約一寸(約3cm)の厚さで土をかぶせて隠蔽されていたことが判明。
当局の対応と検査
・プラチンブリー県産業局と地元行政(村長、郡役所)が現地に出動
・7月2日には産業局技術者がサンプルを採取、成分分析のため研究機関へ送付。
・同様の不法投棄は6月23日に隣接郡のごみ処理場でも発見されており、関連性が調査中。
・事件については、地元警察署に正式に記録され、捜査が開始。
地元住民の不安
・地元住民は「農業や畜産に使う水源が汚染される可能性がある」と強い懸念
・住民団体代表は「水の使用を控えるよう警告」
背景にある過去のセシウム事件
この投棄場所は以前、セシウム137を含む金属棒を違法に溶解した工場の近くにあり、かつて国際的な環境問題として注目された場所でもあります。
そのため、今回の廃棄物が同種の有害物質である可能性も含め、特別な警戒がなされています。
知事の指示と今後の方針
プラチンブリー県知事は「行政の権限を使い、迅速かつ徹底的に調査を進める」と発言。
関係機関の統合的な対応を指示し、再発防止と責任追及を強調しました。
う~ん、当局が、全く事の重大さを感じているようには思えないのは私だけ?