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最低賃金引き上げにタイ東北地方のホテル業界が反発! これは国のため?それとも選挙目当て?
- 2025/7/2
- タイローカルニュース

魂胆が見え見え過ぎて、みんなうんざりしてるんです。
7月1日、タイ東北部コンケンのホテル「コーサホテル」で、タイ東北部ホテル協会会長のチャーチャイ氏が政府の最低賃金引き上げ(1日400バーツ)について強く批判しました。
チャーチャイ氏は、次のように語っています。
「ホテル業界だけを対象に最低賃金を引き上げるのは不公平で不適切だ。
全国すべての県で一律の賃金というのは現実的ではなく、政府は本当に国民のためになる政策を考えるべきだ。」
発言の主なポイント
・地方経済はすでに2年以上(タイ貢献党政権樹立後)深刻な低迷状態にあり、政府による明確な経済刺激策も見られない
・東北地方のホテルは観光地ではないため、客室単価が安く収益が低い(例:コンケンとプーケット・バンコクでは差が大きすぎる)
・政府主催の会議やセミナーの減少により、公的機関との取引が減り経営が苦しくなっている
・「400バーツへの引き上げは中小企業(SME)にとって打撃でしかなく、景気回復とは逆効果」
・「これは本当に国のためか? それとも政治的な人気取り(選挙票狙い)なのか?」大いに疑問
また、今年1月にも賃金が引き上げられたばかりで、今回の措置は「タイミングが悪すぎる」とし、業界として首相宛に再考を求める要望書を提出したことも明らかにしました。
「従業員に高い給与を支払いたくないわけではない。
だが、現実的な経済状況と照らし合わせて、段階的に調整すべきだ。
物価はすでに高騰しており、さらなる負担増はタイ企業を破壊する可能性がある」
「私たちは、国のために誠実に努力する政府と、国民の暮らしを本気で考えるリーダーを求めている」
そのタイ貢献党の支持母体は、ほぼタイ東北地方(イサーン)に集中しています。
もう少し考えて投票して欲しいものです。