- Home
- タイローカルニュース
- タイ貢献党政権、瓦解の序章。プムジャイタイ党の閣僚8名が辞任。ぺトンタン首相に辞任要求。
タイ貢献党政権、瓦解の序章。プムジャイタイ党の閣僚8名が辞任。ぺトンタン首相に辞任要求。
- 2025/6/21
- タイローカルニュース

まるで日本の戦国時代、当時最強を誇った武田軍団が滅亡した際に発生した「人心雪崩現象」をみているかのようです。
タイ王国官報に金曜日(6月20日)付で掲載された発表によりますと、プムジャイタイ党所属の閣僚8名が2025年6月19日および20日付けで辞任したことが明らかになりました。
この辞任は、タイ王国憲法第170条第2項に基づき、ペトンタン・チナワット首相の署名入りの声明によって確認されました。
辞任した閣僚は以下の通りです:
・アヌティン副首相 兼 内務大臣(6月19日付け辞任)
・スパマス高等教育・科学・研究・イノベーション大臣(6月19日)
・ナピントーン商務副大臣(6月19日)
・ソーンサック内務副大臣(6月19日)
・サビダ内務副大臣(6月19日)
・ピパット労働大臣(6月20日)
・パームプーン教育大臣(6月19日)
・スラサック教育副大臣(6月19日)
プムジャイタイ党は、ペトンタン首相とカンボジアのフン・セン上院議長との電話会談の内容を理由に、6月18日に連立政権からの離脱を発表していました。
同党はこの出来事が「タイの主権、領土保全、国家利益、そして軍の評判に悪影響を与えた」と批判しています。
また、首相に対し「タイの名誉、尊厳、軍の威信を著しく損なった」として政治的責任を取るよう要求しています。
声明の中でプムジャイタイ党は、国民と共に歩み、軍を支持し、あらゆる手段で国家の主権と利益を守る決意を改めて表明しました。
本誌では、ぺトンタン女史のことを首相就任前から、「必ず口で失敗する」と主張して参りましたが、やはりその通りになりました。
もちろん、そのことは党でもよくわかっていたのでしょう。
首相就任時は、タイ北部で大規模な洪水が発生していたにもかかわらず、一か月以上首相就任の儀を執り行わず、表舞台で発言をさせないようにしていました。
その苦労も今や水の泡です。