価格競争よりもアイデアで勝負! アユタヤの焼きエビ店が爆発的人気、その理由とは?
- 2025/6/11
- 仰天ニュース

6月11日、SNS上である投稿が大きな話題となっています。
それは、黒いBMWの車の後部に「車内には商品はありませんが、焼きエビの注文は可能です @LINE: Farmkungthong」と書かれたA4用紙の張り紙がされていたことから始まりました。
このユニークなアイデアがネット上で爆発的にシェアされ、大きな反響を呼んでいます。
ここは、タイ・アユタヤ県にある「農業中央市場」。
数多くのシーフード店が軒を連ね、焼きエビが人気となっている観光スポットです。
そこで出会ったのが、「ファームクン・トーン・シーフード」のオーナーであるプラワリンさん(41歳)。
彼女こそが、この話題の張り紙を自分の車に貼った人物でした。
PRのための創意工夫
プラワリンさんは、以下のように語っています。
「TikTokで、生活用品や食べ物を販売する人たちが、こういう“仕掛け”をして成功していたのを見て、自分も応用してみました。今は経済も厳しいし、暑さや雨で外出がしにくい時期です。だからこそ、車の後ろに張り紙をすれば、お客様の目に届くのではと思ったんです。」
実際、車に商品は積んでいないものの、LINEで注文を受け付けており、近隣地域であれば無料配送も行っているとのこと。遠方の場合は実費で配送対応しているとのこと。
小さな工夫が大きな成果に
「デリバリーは以前からやっていましたが、店の知名度がなかったので誰も知りませんでした。でもこの張り紙ひとつで一気に注目されて、お客様もLINEで簡単に注文してくれるようになりました」
と、プラウワリンさんは笑顔で話しています。
商品を売るために、安易に価格競争の中に身を投じるのも一計ですが、体力がなければ自滅するという側面があります。
その様な場合、アイデアで乗り切るのが、最上の策と言えるでしょう。