タイ東部、304道路沿いに中国語の違法求人看板が乱立。地元住民は中国人の工場拡大に反発。

タイ東部プラチンブリー県で、中国語で書かれた外国人労働者向けの違法求人看板が複数見つかり、24日付で当局が撤去しました。

問題の看板は、タイ語で「外国人をタイ国内で働かせる会社」と書かれた上に、中国語が大部分を占めており、国道304号線にある工業団地前など3ヶ所に設置されていました。

設置時期は不明ですが、草刈りの跡などから「最近取り付けられた可能性が高い」と当局は見ています。

一方、地元の市民団体や住民らは、プラチンブリー県が東部経済回廊(EEC)の拡大対象地域に含まれることに強く反発しています。

住民らは県庁に意見書を提出し、SNSなどでも声を上げており、以下のような懸念を示しています。

・中国資本による工場乱立による公害や環境破壊
・産業廃棄物による健康被害や農業被害
・地元雇用が生まれず、恩恵がないまま土地買収が進行

また、住民参加のないままEEC拡張が進められていることに対し、戦略的環境アセスメント(SEA)の実施を求めており、これが実現するまで、コンサルタントとの小規模会議なども中止するよう要請しています。

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