タイ、チョンブリー県の「ゼロドル工場」を摘発。1,600トンの有害廃棄物輸入と不法労働者。

タイ工業省と天然資源・環境犯罪取締局(NRECD)は、チョンブリー県の自由貿易地域にあるMetal Central社を含む施設で大規模な強制捜査を実施しました。

いわゆるこの「ゼロドル工場」では、電子廃棄物を含む1,600トン超のアルミスクラップを違法に輸入し、未登録の移民労働者を雇用していたことが発覚しました。

■ 主な違法行為

・工場無許可での操業
・有害廃棄物の不法所持・処理
・未処理の排水を公共水源に放出
・機械の無断増設
・未登録移民の雇用

Beta Package社は、許可を得た工場ながら、操業届出を怠り機械を不正に拡張していました。
Cat Metal社は、工場許可なしに操業し、中国輸出用のアルミや電子基板を選別していたと判明しました。

工業相アカナート氏は、「自由貿易地域の特権を悪用し、国益に反し環境を破壊する企業は断固として処罰する」と主張しています。

地元自治体や関係機関が即時操業停止と法的手続きを開始しており、14人の未登録移民労働者も拘束・送還予定とのことです。

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