速報:タイ最高行政裁判所、インラック元首相に対し損害賠償金100億バーツ超支払い命令!!

5月22日13時30分、タイ最高行政裁判所は、インラック・チナワット元首相に対し、国と国との協定(G2G)によるコメ販売事業における損害として、100億2,800万バーツ(約40億円相当)の支払いを命じる判決を下しました。

これは、財務省が2016年10月13日付けで発出した命令第1351/2559に基づく請求(損害額:357億バーツ超)について、原審の判決を不服として控訴していたものです。

背景

原審(第一審)では、インラック元首相が直接的に不正を指示した証拠が不十分であるとして、財務省の命令を無効と判断し、彼女やその夫の財産差し押さえも取り消されていました。

また、損害分担比率の20%の計算根拠にも法的妥当性がないと判断され、政府の調査委員会の手続き自体にも問題があるとされました。

しかし、最高行政裁判所の判断は以下の通りとなりました。

・インラック氏は、首相および国家米政策委員会(กขค.)の委員長として、事業の監督を十分に行わず、指摘を無視し続けた。
・彼女は会議に1度しか出席しておらず、タイ会計検査院(สตง.)などの関係機関からの不正の警告にもかかわらず、プロジェクトを中止しなかった。
・コメの販売が遅れ、保管中に腐敗する損害が発生し、この放置行為が重大な過失と認定された。

判決の要点

財務省の命令(第1351/2559号)を復活させる形で、インラック元首相に対し、100億2,800万バーツの賠償支払い義務を確定させました。
当初請求されていた357億バーツの全額ではなく、一部責任に留まる形となったものの、重過失による賠償責任が正式に認定された瞬間でもあります

毎日、ご飯にスープの残り汁かけて飢えをしのいでいる国民がいる中で、豪華な海外逃亡生活をエンジョイしているインラック・チナワット元首相。
余りある財があるなら、一度でいいから法律に従ってください。

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