日産、自動車業界の再編でさらに1.1万人をリストラ。タイを含めた3つの工場を閉鎖予定。

5月12日、NHKの報道によりますと、日産自動車株式会社は、日本国内および海外の従業員1万1,000人を追加で解雇する方針を決定したとのことです。

これは、2024年11月に発表された生産能力20%削減・9,000人の人員整理計画に続くもので、今回の追加を含めると、全世界で合計2万人(全従業員の約15%)の人員削減となります。

赤字拡大が決断の背景に

日産は近年、販売実績が予想を下回り、2024年度の最終赤字が約7,500億円に達する見込みとされています。
これを受けて、経営の立て直しの一環として、さらなる人員整理に踏み切ったとのことです。

北九州のEVバッテリー工場建設も中止

月9日には、福岡県北九州市で計画していたEV(電気自動車)用バッテリー工場の建設を中止することを発表しています。加えて、タイを含めた3つの工場を閉鎖予定であることも明らかにし、過剰な生産体制の見直しも進めていく意向を示しています。

構造改革の一環として、日産は今後も事業のスリム化と経営効率化を加速させる方針とのことです。

ホンダとの合併話を蹴った形で決裂となりましたが、従業員の生活を犠牲にしてまで何を守ったのでしょうか。

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