二郎系ラーメン好きには朗報…、となりますでしょうか。
長年「不健康な食材」として敬遠されてきた豚の脂(ラード)ですが、BBC Futureが取り上げた国際的な栄養研究によって、その評価が大きく覆されつつあります。
なんとこの調査では、豚の脂が世界で最も健康的な食品100選のうち第8位にランクインしているのです。
ブロッコリーやみかん、セロリといった定番の「健康食」よりも上位に位置付けられていました。
評価のポイント
このランキングは、1,000種類以上の食品を対象に、ビタミン・ミネラル・脂肪構成・健康への影響といった様々な観点から包括的に分析されたものでした。
豚の脂が高評価を得た理由は以下の通りです。
・一価不飽和脂肪酸(オリーブオイルなどにも含まれる)を多く含み、バターや羊脂より健康的
・ビタミンB群や必須ミネラルの供給源でもある
■「健康」とはバランスと思考の柔軟性
専門家たちは、「豚の脂に健康効果があるとはいえ、摂取はあくまで適量を守ることが重要」と警告しています。
今回の調査は「脂質中心の食生活を推奨するものではなく、栄養に対する見方をより柔軟かつ包括的にしよう」というのが本来の目的とのことです。
■上位にランクインした他の食品
1位:アーモンド
2位:チェリモヤ/カスタードアップル
3位:スズキ(シーバス)
多様な食品が並ぶランキングは、「避けるべき食材」と思われていたものが、実は栄養価の高い食材であったと伝えています。
摂りすぎには注意とありますので、二郎系ラーメンがイコール健康に良い、というわけではなさそうですね。
でも、二郎系食いてえ~。