タイ北部、元タイ国軍兵士が錯乱状態で銃乱射。警察と白昼街中での銃撃戦。

5月6日午前6時頃、タイ北部ターク県メーソートの警察は、銃を所持した錯乱状態の男性が、ガソリンスタンドにいるとの通報を受けました。
現場はメーソート市役所前の交差点近くで、通報を受けた警察はすぐに現場へ急行しました。

問題の男性の車はガソリンスタンドの駐車場に停まっており、警察到着直後にも銃声が響いたと言います。
これにより、スタンドの従業員たちは恐怖で宿舎へ逃げ込み、身を隠していました。

犯人は元徴兵兵士の43歳男性、アヌポン容疑者であると判明しました。
警察がスタンドに進入した際、容疑者は9mmの拳銃で発砲し、弾丸の一部は警察の盾に当たりながらも道路の外へ飛び出すなど、銃声が交差点一帯に鳴り響きました。

銃撃は約1時間続き、午前7時20分頃には一旦静かになりました。

警察は完全武装でガソリンスタンド内に突入し、容疑者に投降を呼びかけましたが応答はありませんでした。
その後警察は、建物内を捜索して10人以上の従業員を無事に救出しました。
しかし容疑者の姿はなく、裏手の林に逃げたため、さらに警察の包囲網が拡大されました。

再び銃撃戦

午前8時頃、容疑者は林の中から姿を現し、約1km離れた別の交差点へ走って逃走します。
これに対し、制服・私服の警察官および特殊部隊が追跡。
交差点で容疑者は再び銃を構え、警察に向けて発砲し逃走を試みました。

これにより再度の銃撃戦が発生し、最終的に警察が容疑者に2発発砲。
致命傷ではなかったものの、容疑者はその場に倒れ、負傷した状態で警察により病院へ搬送されました。

現在、メーソート警察は現場を封鎖し証拠収集を行っており、容疑者の動機については捜査中です。
容疑者は精神疾患の履歴があり、定期的に薬を服用していたとの情報も報じられています。

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