問われる自浄能力。違法賭博オーナーが、摘発を知らせない旧知のタイ内務副大臣を非難。セター首相は擁護。

チャダー内務副大臣が、最近摘発されたノンタブリーの賭博場のオーナー親しい間柄であった疑惑について、セター首相は同副大臣を擁護しました。

「私たちは多くの人を知っていますが、それは私たちが知っている人々が犯した悪行に、私たちが関与しているという意味ではありません。
(そのような告発をするのは)公平ではないと思います」と首相は語っています。

捜査を実施し犯罪者を見つけるのは、タイ王立警察と関連国家機関の義務であると首相は指摘しています。

「違法賭博は大きな問題です。 それは法律に違反しており、容認できない」
「政治家がカジノに関わっているかどうかに関わりなく、すべての悪行者は訴追されなければならない」と付け加えます。

チャダー氏は、連立パートナーであるブムジャイタイ党の党首はアヌティン内務大臣の側近でもありますが、元より醜聞のある人物としても有名です。

3月19日の夜、内務省職員80名からなるチームがノンタブリーにある大規模な賭博場を襲撃し、約300名が逮捕されました。
アヌティン氏も現場へ同行していました。

22日、元警察官のサンタナ氏は報道陣に対し、賭博場の所有者とされる人物はチャダー氏と旧知の間柄であったと主張しました。
そしてその所有者が、今回の摘発についてチャダー氏が事前に知らせてこなかったことについて、不満をあらわにしていると証言しています。

一方、チャダー氏は23日、サンタナ氏がノンタブリーの賭博場との関係を主張し続けた場合、法的手段(名誉棄損)で訴えると脅迫してきています。

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