チョンブリー県沖、100年の歴史あるクラシック豪華ヨットが炎上、乗客はゴムボートで避難。

チョンブリー県サッタヒープ郡ナ・ジョムティエン地区バーンアムプー湾沖で、クラシック豪華ヨット「ケミー(Kemy)」が炎上しました。

このヨットは全長74フィート(約22.5メートル)の鉄製ヨットで、出火は5月3日の朝に発生しました。

火災当時、ヨットは岸から約500メートル沖合に停泊しており、前日の金曜日から降り始めた小雨の中で出火していました。火は急速に燃え広がり、正確な原因は現在も調査中ですが、電気系統のショートが原因とみられています。

最初はエンジンルームから出火し、次第に操縦室や客室へと広がりました。

救助隊は高圧放水砲を用い、1時間近くにわたる消火活動の末に火災を鎮火。
その後、ヨットは岸まで曳航され、残火の確認と被害の詳細調査が進められています。

船主のチッチャノック(58歳)氏によりますと、午前6時20分ごろ、彼と他の3人が船尾でコーヒーを飲んでいた際に、電線の焼けるような匂いとともに煙が立ち上ったとのこと。
調査に向かったところ、下層のエンジンルームから火花が見え、消火器で消火を試みましたが、火は瞬く間に広がったと証言しています。

船内にあった全8本の消火器を総動員しても火は収まらず、最終的にはゴム製の救命ボートで脱出したとのことです。
幸いにも、全員無事に避難することができたとのことです。

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