疑惑の人物タクシン氏、4月30日が運命の日。最高裁「14階病棟疑惑」の是非を問う判断を下す。

正義の鉄槌は下されるのでしょうか?

4月29日、タイメディアの報道によりますと、タイ最高裁判所(政治職の刑事事件部門)は4月30日13時、タクシン・チナワットに関する申し立てを審理するか否かの判断を下す予定とのことです。

問題の背景

タクシンは、汚職などで懲役8年の判決を受けた後、恩赦であっという間に1年に減刑されました。
同氏は、バンコク特別刑務所に収監されるはずでしたが、
実際には収監直後に警察病院の14階に移送され、前代未聞の長期入院を継続し、一度も刑務所に行かずしてたった半年間で刑務を終えることとなっています。

この件に対し、元民主党議員チャーンチャイ氏が申し立てを行い、「この処遇は刑事訴訟法第89条、第89/2条(1)(2)、第246条に違反する可能性がある」と主張しました。

また、2020年9月25日付で公布された矯正省令に基づく措置も、「刑訴法に優越できない」と指摘しています。

要求内容と注目点

チャーンチャイ氏は、以下を要望しています。

・タクシンに逮捕状および勾留状を再発行
・残りの刑期を刑務所で服役するよう命令

4月30日のシナリオ

①最高裁が申し立てを「却下」 → この件は終了

最高裁が申し立てを「受理」 → タクシンが刑務所に戻るかどうかが審理対象となる

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