汚職大国タイランドでまたまた不正疑惑。国家放送通信委員会新庁舎計画に不透明な予算。

前進党の後継党「国民党」議員アイス=ラックチャノック氏は、タイ国家放送通信委員会(NBTC)による新庁舎建設プロジェクトに関し、複数の不正や不透明な運営があったと主張しています。

監督機関を経ずに予算を承認

同議員によりますと、国家放送通信委員会は新庁舎建設にあたり、予算局の関与が必要な予算承認プロセスを経ず、自ら予算を承認したと指摘しています。
これは他の政府機関とは異なる異例の対応であり、予算の透明性や内部統治に疑惑が残ると述べています。

計画は2013年から、工事遅延とコスト増加も

当初設計は2013年に作成され、建設は2019年に開始されました。
完成予定は2022年でしたが、COVID-19パンデミックを理由に工事は遅延していました。

その後、NBTCは建設途中で契約を打ち切り、設計変更を実施します。

この変更により、建設コストが増加する結果となっています。

下院委員会が文書提出を要請

国家予算監視を担当する下院委員会は、NBTCに対し、設計変更後の図面および数量明細書(BoQ)を10日以内に提出するよう要求しています。
詳細な精査が行われる見込みです。

不正は明らかでしょうが、ドス黒い組織に対して、証明できるかどうかですね。

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