【タイ】4月24日夜間、電気消費量が今年のピークを記録! 猛暑とEV車普及が原因とも。

日中は猛暑、夜間は熱帯夜が続くタイですが、人々が涼を取るために依存するのがエアコンです。
さらに最近は、電気自動車(EV)の急速な普及が相まり、夜間に電力使用量のピークを迎える傾向が強まっていると言います。

特筆すべきは、現在、電力需要のピークが夜間に移行しており、国の電力網の安定性に対する懸念が高まっている点です。

エネルギー規制委員会(ERC)の報告によりますと、タイ発電公社(EGAT)、地方電力公社(PEA)、首都電力公社(MEA)の3つの国営電力会社のデータから、2025年4月24日午後8時48分に、タイの夜間電力使用量が今年のピーク(34,620.4メガワット)に達したことが判明しました。

この数字は、2025年3月29日に記録された前月のピーク(33,658.3メガワット)を上回っています。

この需要の急増は、ソンクラーン祭後に続いた激しい暑さを受けたものです。
タイ気象局によりますと、2025年4月21日〜22日にかけて、北部、東北部、中部地域で気温が40℃に達し、全国でエアコンの使用が広がり、電力使用量の急増につながりました。

2025年1月から4月にかけ、電力消費量のピークは毎月着実に増加しています。

2025年1月25日 午後6時48分 – 27,953.3メガワット

2025年2月28日 午後7時18分 – 30,942メガワット

2025年3月29日 午後8時33分 – 33,658.3メガワット

2025年4月24日 午後8時48分 – 34,620.4メガワット

なお、タイの史上最高の電力ピークは、2024年5月2日午後10時24分に記録された36,792.1メガワットであり、この年はエルニーニョ現象の影響で44℃に達する地域もあり、11回ものピーク記録が更新されました。

現在の傾向からすると、2025年中に過去最高の電力ピーク記録を更新する可能性が高いと見られています。

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