プーケット警察、迷惑行為を取り締まり。トランスジェンダー37名を逮捕。

プーケット警察は、3月20日未明、パトンビーチの人気観光エリアであるバングラ通りで夜間の騒動が相次いだことを受け、主にトランスジェンダー女性を中心とした37名を逮捕した。

この逮捕は、背の高いトランスジェンダー女性と外国人観光客の衝突を捉えた動画が拡散された翌日に行われた。
報道によると、このトラブルは、観光客が女性からバラの花を買うことを拒否したうえで、彼女を撮影し続けたことが発端となった。

観光客が立ち去ろうとした際、彼はトランスジェンダー女性の頭を叩いたとされており、これに怒った女性が靴を武器として手に取り、彼を追いかけた。
衝突は激しい取っ組み合いに発展し、周囲の観光客らが仲裁に入る事態となった。

バングラ通りはプーケットでも特に人気のある観光地の一つだが、近年、同様の夜間トラブルが頻発しており、その様子を捉えた動画が多数オンライン上で拡散されている。

警察当局は、こうした事件が「観光業のイメージを損なう」として、逮捕に踏み切ったと説明している。

動画リンク
https://www.facebook.com/share/r/19ud3L177N/

しかし、地元住民の間では、この対応が根本的な問題解決ではなく、単に拡散された動画への対処に過ぎないとの見方が広がっている。
情報筋によると、逮捕された者の多くは処理後に罰金を支払って解放され、その後も夜間の活動を続けるという、長年続くビジネスモデルの一環として扱われているという。

パトン警察署署長は、警察は毎晩、バングラ通りの入り口・中央・出口にそれぞれ3台のパトロール車を配置し、重大な事件の防止や迅速な対応に努めていると説明。
また、ボランティア警備員に笛を配布し、トラブル発生時には笛を吹いて警察に即時通報できる仕組みを導入していると述べた。

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