タイでは1週間にわたる電子タバコ販売の取り締まりが行われ、690人が逮捕され、455,000点近い電子タバコ関連製品(総額4,100万バーツ相当)が押収されています。
当局は、違法な電子タバコ製品を販売・輸入・保管する者に対し、厳しい罰則を警告しています。
1週間の大規模取り締まりで690人を逮捕
タイ王国警察(RTP)は、2月26日から3月4日までの間に実施された取り締まりの結果、全国で690人が逮捕され、666件の事件が摘発されたと発表しまし。
押収されたのは、電子タバコのデバイス、カートリッジ、リキッドなど合計454,958点にのぼり、その総額は41.911百万バーツに達します。
健康被害への懸念から取り締まりを強化
警察は、電子タバコを1年以上使用した複数の小学生が昏睡状態に陥ったという報告を受け、取り締まりを一層強化しました。
電子タバコ販売・輸入業者への罰則
タイ王国警察は、電子タバコの販売、輸入、保管に関わる者に対し、以下の罰則を科すと述べています。
- 販売者:電子タバコやバーク(シーシャ)を販売または喫煙サービスを提供した者は、最長10年の禁錮刑および最大50万バーツの罰金を科される。
- 輸入業者:違法な電子タバコデバイスやリキッドを輸入した者には、最長10年の禁錮刑および押収品の5倍相当の罰金が科される。
- 保管・所持者:電子タバコ製品を所持または保管していた者には、最長5年の禁錮刑および押収品の5倍相当の罰金が科される。
この取り締まりは、電子タバコの健康被害や未成年への影響を懸念する政府の強硬な姿勢を示しており、今後も厳しい措置が続くと言われています。