ミャンマー国境の特殊詐欺拠点から日本人高校生を救出。勧誘に日本人関与。

タイ当局は2月14日、ミャンマーのタイ国境付近で、日本人の16歳の少年が詐欺組織から救出されたことを発表しました。

共同通信によりますと、これは数週間前に別の日本人高校生が同様の状況から救出され、日本に帰国したケースに続くものであると伝えられています。

今回救出された2人目の少年は、12日にタイ当局の保護下に置かれ、その後日本大使館の職員に付き添われて国境の町メーソートを離れました。

今回の救出劇は、国境地域での人身売買や強制労働を伴う詐欺組織の深刻な問題を改めて浮き彫りにしています。

タイ政府はこれらの違法活動への対策を強化しており、ミャンマー側の詐欺組織が集まる拠点への電力・燃料供給を遮断する措置を講じています。

日本人の関与も疑われる詐欺拠点の実態

13日には、ミャンマー・ミャワディにあるコールセンターで、日本人の学生(17歳)を働かせようとした疑いで、日本人の29歳の男がタイの入国管理警察に拘束されています。

なお、この学生の性別は公表されていません。

タイ陸軍司令官は、詐欺組織によって依然として複数の日本人が拘束されている可能性があると指摘しています。

彼は最近逮捕された4人の日本人が、こうした活動に自発的に関与していた疑いがあることを証拠として挙げています。

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