ミャンマーへのインフラ供給ストップにより、犯罪拠点から従事者100人以上を解放。

タイ北部チェンライ県メーサイ郡と国境を接するミャンマーのタチレク市の情報筋によると、ミャンマー国境での公共サービスの遮断が効果を発揮し、コールセンター詐欺グループは100人以上の従業員を2月9日、タイへと解放しました。

タイ国家安全保障会議(NSC)は2月5日、ミャンマー国境の5地域への電力供給、インターネット接続、燃料輸出を停止するよう命じ、詐欺コールセンターを兵糧攻めにしました。

その後、タチレクでは木曜日から土曜日にかけて警察や兵士が違法賭博施設を摘発し、一部の賭博施設の経営者や従業員が逮捕されたといいます。

さらに、タチレク周辺に拠点を置く違法賭博サイトやオンライン詐欺に関与していたとされる多数の人物が、当局によって逮捕されたといいます。

他の情報筋によりますと、タチレクの違法賭博サイト運営者や詐欺グループは、電力不足の影響を受け、100人以上の従業員をメーサイ郡へ解放したと伝えられています。

また、ミャンマー当局が取り締まりを強化しているため、詐欺グループは他の地域へ移転する可能性があるとも伝えられています。

タチレクでは電力や燃料が地元住民に断続的に供給されているものの、市周辺の村では燃料不足や燃料価格の高騰が発生しているといいます。

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