世界の料理を紹介するウェブサイトTasteAtlasが、この度発表したランキングでは、タイ料理の４品が世界ワースト100に選ばれました。

その中で、南部タイ発祥の香り豊かな魚のカレー「ゲーン・ターイ・プラー」（魚の内臓を使った酸っぱいカレー）は、2.2点で10位にランクインしました。
ちなみに「ゲーン・ターイ・プラー」は、昨年の世界一不味い料理ランキングで、ナンバー１選ばれています。

ゲーン・ターイ・プラー（แกงไตปลา）
この料理は、発酵させた魚の内臓と、唐辛子、ガランガル、シュリンプペースト、ターメリック、シャロット、レモングラスを含むスパイシーなカレーペーストで作られています。
TasteAtlasによれば、「強烈で強い香りのため、ゲーン・ターイ・プラーは蒸したご飯と一緒に提供するのが最適です」とのことです。

モン・マイ（หม่อนไหม）
タイの昆虫料理「モン・マイ」（揚げた蚕の幼虫）は2.2点で11位にランクインしました。
「揚げると蚕の幼虫はカリカリして脂っこくなり、風味は時折やや苦いと表現されます」と紹介されています。

カイ・ルック・ケー（ไข่ลูกเข）
伝統的なタイ料理「カイ・ルック・ケー」（義理の息子の卵）は2.5点で35位にランクインしました。
この料理は、揚げたゆで卵と、シャロットオイル、魚醤、タマリンドパルプ、水、砂糖を使ったソースの2つの要素で構成されています。
TasteAtlasによりますと、「卵を半分に切って皿に並べ、ソースをかけます。提供前にパクチーの小枝、唐辛子、揚げたシャロットで飾ります」と説明されています。

トム・ジュート（ต้มจืด）
タイのシンプルな野菜スープ「トム・ジュート」または「ゲーン・ジュート」は、2.7点で63位にランクインしました。
このスープは、豚のミートボール、春雨、柔らかい豆腐、海藻、キノコを加えて作られます。TasteAtlasは、「他のタイ料理と異なり、穏やかな味わいが特徴で、通常は辛い料理の後に提供されます」と述べています。

ブロードパルト
世界中の100品の中で最悪の料理と評されたのは、フィンランド発祥のライ麦粉や大麦粉、動物の血を使った黒褐色のダンプリング「ブロドパルト」で、1.6点という評価を受けました。

全てのランキングを詳しく知りたい方は、こちらのサイトより。
https://www.tasteatlas.com/worst-rated-dishes