セター元タイ首相、今回は逃げ切り?! タイ警察庁長官選任に違法性アリ!の訴えを却下。

12月16日、国家汚職防止委員会(NACC)は、警察庁長官の汚職事件に関連して次の声明を発表しました。

8月に罷免されたセター元首相および関係者らに対し、当時のトーサック国家警察庁長官の選任を、法律に反して行ったとする訴えが提出されました。

具体的には、候補者の選定において年功序列や能力、特に捜査や防犯の経験を十分に考慮せず、なんらかの利権をもって選定されたと言われています。

しかし、NACCは初期調査報告書を検討した結果、以下の理由で訴えを却下しました。

・法律の要件を満たしている
国家警察庁長官の任命について、法律では年功序列に基づく選考を義務付けていません。
むしろ、「年功」と「能力(特に捜査・防犯の経験)」の両方を考慮するよう求めています。

・トーサック氏の資格
トーサック氏は必要な資格をすべて満たし、高い役職に昇進するにふさわしい人物であると判断されています。
また、警察委員会全員の意見を考慮した上で選任されています。

・不正の証拠なし
トーサック氏の選任において、セーター元首相や関係者が特定の利益を意図して任命を指示したという証拠や証言は確認されませんでした。

このため、NACCは「国家警察庁長官任命に不正の意図や不適切な行為は認められない」として、2018年国家汚職防止法第49条および2018年NACC規則第45条(1)に基づき、この訴えを却下する決定を下しました。

密室で決められたことに対し、完璧な証拠など提出することなど不可能に近いです。
今は、政府に物申すことができる人物がいないのですかね。
チューウィット氏が懐かしい。

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