トーン元プラチンブリー議員、スントン氏の自宅で発生した銃撃事件で死亡。地元政治の対立が引き金に。

速報です!

2024年12月11日夜半、タイ中部プラチンブリー県で、スントーン・ウィラワン氏(元プラチンブリー知事)とガノックワン・ウィラワン(元副教育相)夫妻の自宅で銃撃事件が発生しました。

現場では複数の銃声が確認され、養子であるチャイメート・シッティサニットポン氏(トーン議員)が死亡しました。

チャイメート氏は、家の階段付近で血の海の中倒れている状態で発見されました。
彼はえんじ色のTシャツと黒いショートパンツを着用しており、戦闘用銃器によって撃たれたとみられています。

家の内部を調査したところ、戦闘用ライフルと9mmピストルの2丁の銃器が発見されました。

犯人の人数や動機についてはまだ明らかにされていません。

続報です。

警察は容疑者を確保し、取り調べを行っていることが明らかになりました。

また、犯人3人が戦闘用の銃を使い、家の中で激しい銃撃戦が行われたとの報告もあります。

事件の際、ガノッククワン氏は自宅におらず、家には夫だけがいたが、夫は無事でした。事件の原因として、スチ・トーン氏が地方自治体の選挙について調整をしていたことが関係しているとの情報もあります。

現在、プラチンブリー県警察は容疑者を現場で確保し、事件の詳細を解明するために取り調べを行っています。

さらに続報。

事件が発生する前、トーン議員は自宅の2階でプラチンブリー県議会の議員選挙に立候補する準備として、出馬に関する会議を開いていました。
昨年、彼はプロモーター業務に従事しており、再び県議会議員として立候補するための調整が行われていました。

しかし調整がうまくいかなかったため、衝突が起こり、事件に繋がったと考えられています。

トーン議員は以前、「テムポン・リッデー」名義で知られ、スントン氏の右腕としても活動していました。
彼は何度もプラチンブリー県議会議員を務め、また、ボクシングのプロモーターとしても知られていました。
しかし、前回の選挙では出馬しませんでした。

2012年、インラック・チナワット政権下で、プラチンブリー県警察が「プラチンモデル作戦」として、県内の最大の影響力を持つネットワークを摘発し、トーン議員は入札談合事件の容疑者となっていました。

しかし2014年、刑事裁判所はトーン議員ら5人に対する入札談合事件を無罪判決としました。
彼が入札を妨害した証拠が不十分であったためです。

2020年、タイ国家腐敗防止委員会(ป.ป.ช.)は、スントン氏の家族を含む19人を入札談合の罪で起訴し、トーン議員の名前もその中に含まれていました。

さまざまところで、権力闘争の火が噴き出していますね。
我々が思っている以上に、今のタイの政治は混とんとしているのかもしれません。

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