法整備が甘さ、それこそが三流国の証です! NESDC、EVバッテリー廃棄物の法整備を早急に要求。

電気自動車(EV)は環境に優しい次世代機として注目されていますが、そのバッテリーは適切に管理されない場合、重大な環境問題を引き起こす可能性があります。

タイ国家経済社会開発委員会(NESDC)は、特にリチウムバッテリーに関するEVバッテリー廃棄物が2040年までに年間780万トンに達すると予測し、その管理のために緊急対策を求めています。

EVの主力電源であるリチウムイオンバッテリーには、有害物質が含まれており、適切に廃棄されない場合、水質や土壌を汚染する可能性があります。

タイは東南アジア諸国連合(ASEAN)のEV製造拠点となることを目指し、2030年までに総車両生産量の30%をEVとする政策を実施しています。
この野心的な目標により、年間40万台の生産能力を達成することが期待されています。

しかし、この成長は環境面での課題を伴い、特にリチウムイオンバッテリーの廃棄に関して問題が懸念されています。
これらのバッテリーの寿命は8~10年しかありません。

2020年には約10万トンのリチウムイオンバッテリーが廃棄されましたが、明確な規制がない場合、水や土壌の汚染、火災や爆発といったリスクが高まる可能性があるとNESDCは強調しています。

NESDCの事務局長であるダヌチャ氏は、この問題に対応するための包括的な戦略が緊急に必要であると述べています。
現在、タイにはEVバッテリーの管理を規定する具体的な法律がなく、既存の環境法に依存していますが、それではバッテリー廃棄物が引き起こす特有の課題に対処するには不十分だと説明しています。

タイ国家経済社会開発委員会の提案する対策

包括的な基準の策定
バッテリーの生産から廃棄に至る全ライフサイクルにおける明確かつ厳格な基準を設けること。
これには収集、輸送、リサイクル、廃棄に関するガイドラインが含まれます。

革新と技術の促進
高度なバッテリーリサイクル技術への投資を奨励し、研究開発へのインセンティブを提供すること。
これにより、廃棄されたバッテリーからリチウムやコバルトといった貴重な資源を回収することが可能になります。

バッテリートラッキングシステムの導入
バッテリーのライフサイクル全体を追跡できる堅牢なトラッキングシステムを開発すること。
これにより、より適切な管理とリサイクルが実現します。

これらの対策を積極的に実施することで、タイはEV産業の持続可能な未来を確保し、環境保護に貢献することが可能だと主張しています。

大麻でも、なんでもそうですが、規制や罰則を作らずに、なぜ先に決行してしまうのでしょうか。
中華企業など、法律があっても守る気など一ミリもないのに、罰則もなければ、大麻同様取り締まることすらできません。
また、だれか賄賂でももらっているのでしょうか。

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