タイ・チョンブリー県にあるユニークな「魚カフェ魚」。清潔管理や魚の飼育状態に疑問の声。

発展途上国ではしばしば、「これは動物虐待なのでは?」と思うような光景を目にすることがあります。

チョンブリー県にあるカフェが、タイ国内で唯一の「魚カフェ」(คาเฟ่ปลา)だとして、SNS上で話題を集めています。
このカフェでは、大きなコイの水槽を設置し、訪れたお客さんが水に足を浸しながら、スイーツやドリンクを楽しむことができます。
店内では、写真のように鯉が自由に泳ぐ光景が見られます。

話題となった一方で、多くの人々がカフェの衛生状態や魚の健康について懸念を示しました。

これを受けて、店舗側は以下のような対策を公表しました。

●水質管理
24時間稼働する大型フィルター3基を設置。
フィルターの洗浄を毎日実施し、一部の水を毎日交換。
プール用のポンプと清掃装置を使用。

●衛生管理
毎日の床掃除と汚れ除去。
PH値を毎日測定し管理。
24時間稼働する換気用のファンを設置。
電気設備は水面より上または外部に限定。

●魚の健康管理
抗菌剤や塩、PH調整剤を使用。
提携する鯉専門の養殖場がサポートを提供。

利用時の手順

お客さんが利用する際は、以下のような衛生対策が取られています。

①靴を指定の場所に保管。
②足を洗浄。
③消毒用の過マンガン酸カリウム水に足を浸す。
④カフェ内を利用。
⑤退出時も過マンガン酸カリウム水で消毒。
⑥再度足を洗浄。
⑦足を拭く。
⑧アルコールスプレーを噴霧。

これだけのことを本当に毎日履行していたら、維持費が高額になりますので、とても経営がおぼつかなくなるかと思います。
そうなると、閉店するか、それをしないか…、となるはずです。
先ずは後者からとなるのが、自然でしょうね。

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