「船井電機」の経営破綻の余波続く。「船井タイランド」補償金や慰労金、未払いの方針。

「船井電機」の経営破綻の余波は、まだ収まりをみせていません。

11月14日、ナコンラチャシーマー県パークチョン郡にある「フナイ・タイランド」が事業閉鎖を発表し、従業員に対して補償金や慰労金を支払わない方針を明らかにしました。

このため、従業員たちは労働省に訴えを起こす準備を進めています。

13日、県労働局などが、従業員の失業者登録を支援するため、受付を行いました。
同社は最終給与を支払った後、事業閉鎖により831名の従業員が職を失いましたが、補償金や慰労金は一切支払われませんでした。

現地ではナコンラチャシマ県知事の指示のもと、パークチョン郡長や地元議員が従業員を支援していますが、多くの従業員は長年勤続してきただけに不安な表情を見せています。

19年間勤務していた従業員によれば、生活費の捻出が難しく、補償が受けられない状況が生活に深刻な影響を及ぼしていると訴え、労働省へ訴えを行う方針を示しています。
また、フナイ・タイランドの生産部門の管理者も、外国人経営陣が補償金の支払いを行わない方針を取ったことを確認し、改善を求めています。

社会保険局の責任者は、退職者登録の受け付けを行い、失業手当として6か月間の50%の補償が提供されると発表しました。また、地元議員は従業員を支援するため、この問題を議会で取り上げる考えを示しています。

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