【船井電機】日本本社の破産で事業閉鎖へ。タイの有名企業が862人を解雇。労働省が緊急支援を指示。

10月24日、「世界のFUNAI」とまで呼ばれた船井電機が、東京地裁から破産決定を受けました。

親会社である日本本社が破産したため、「船井(タイランド)株式会社」も事業を閉鎖し、全従業員を解雇することとなっています。
報道によりますと、同社には男性従業員310人、女性従業員552人、計862人が在籍していました。

タイ労働省報道官の発表によりますと、同社は10月29日に事業を一時停止することを発表し、11月1日から30日までの休業期間中、従業員には賃金の75%が支払われる予定とのこと。

この対応は、労働保護法第75条に基づくものです。

労働大臣は影響を受けた従業員に対し賃金、社会保障、その他の権利保護を含めた法的支援を指示しています。

また「11月30日以降の対応についても追跡し、解雇される可能性がある場合は、職業紹介所や技能開発事務所が再就職や職業訓練の支援を行うように」との指示も出されており、全国的な解雇状況を監視しながら、速やかに支援を提供する方針とのことです。

突然の破産だったとも言われていますが、世間のイメージよりも内部では没落の兆候が進んでいたようです。
日本企業の没落は、今後も続くのでしょうか。

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