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- 「人を轢いてでも、轢かれるな」タイで事故にあっても、正義は期待できません。
「人を轢いてでも、轢かれるな」タイで事故にあっても、正義は期待できません。
- 2024/10/31
- 事故・火災(タイローカル)
タイで事故にあっても法律がまともに適用されないので、道路で必死になるのかもしれません。
事故を起こしても、被害者にはならないようにと!
10月30日午前10時、バンコクのウィパワディ・ランシット警察署において、27歳の有名モデルでMCのラモンさんが、弁護士とともに、事故の進捗状況について確認を求めて訪問しました。
この事故は、運転手のチャクラキットさん(22歳)が運転するピックアップトラックが、バイクに同乗していたラモンさんに衝突し、重傷を負わせたものです。
ラモンさんは事故により右足首を骨折し、右膝の靱帯が断裂、さらに膝裏に大きな傷を負い、壊死した組織の除去と移植が必要となりました。
事故発生から2か月以上も入院が続き、治療費は約100万バーツに達しましたが、事故から8か月が経過しても加害者からの補償はありませんでした。
ラモンさんは2度の大手術を受け、入院治療を経て、現在も杖を使用して歩く状態で、自費負担も多額となっています。
また事故以降、モデルやMCとしての仕事ができず、過去7~8か月間収入が途絶え、右脚に大きな傷跡が残ったことで、以前の職業に復帰できなくなったと話しています。
加害者は当初、恋人が運転するバイクが交差点を無理に横断したと主張していましたが、防犯カメラの映像により誤りが証明され、過失を認めるに至りました。
しかし、いまだに法的措置は進んでおらず、警察は事故車両の検査結果待ちとしており、ラモンさんは進捗が遅いと感じているとのことです。
警察は、SNSなどでよっぽど騒動にならないかぎり、まともに機能しませんので、この国で正義を求めること自体がナンセンスなのかもしれません。
「人を轢いても、轢かれるな」
そんな言葉が、DNAレベルでインプットされているのかもしれません。